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<番外編>San Francisco(サンフランシスコ)旅行記#1-「チャ、チャイニーズめ!」

今回の移動
カリフォルニアの地図(クリックで大きくなります)



ユニオンスクエア サンフランシスコ San_Francisco Union_Square
San Fransisco(サンフランシスコ)
アメリカはカリフォルニア州の北に位置する都市で、西海岸屈指の世界都市。観光地としても人気で、ゴールデンゲートブリッジとかアルカトラズ島などが有名。NFLの49ersやNLBのジャイアンツ、NBAウォリアーズの本拠地としてもおなじみ。人口約805,000人。



 メキシコシティ最後の夜をホテルでひっそりと過ごしたわけだが、今朝は7時の飛行機に乗らなくてはいけないため、朝5時までにメキシコシティ国際空港にいないといけない。
 昨夜フロントに聞いてみたら、このホテルから空港まではタクシーで30分くらいというので、4時30分には出なければならない。
 そして時間にロビーに行ったら、手配してもらったタクシーはスタンバっていたのでそのまま乗る。本当にこれでメキシコとはおさらばだ。

 名残を惜しみつつ、タクシーから外の景色を覗いてみる。
 大都会のメキシコシティも夜明け前ではさすがに車も人の通りはかなり少なく、どの道路もガラガラだ。朝から晩まで慢性的な渋滞に悩まされ、絶え間なくクラクションやエンジン音が鳴り響いている場所とは思えない静けさが窓越しに伝わってくる。

 そして、ガラガラの道路とドライバーの酔狂な運転の甲斐あって、所要30分のはずがわずか10分で空港に到着。いくら道路が空いてるからといっても話が違いすぎだ。

 それにしてもまだ朝の5時前だというのに、空港には人が多い。
 大きなトランクを転がしている旅行者、カフェでコーヒーを飲みながらノートPCを広げているビジネスマン、足早に目の前を横切る航空会社の従業員、搭乗ゲート前で別れを惜しむ家族、床をモップで拭いている清掃員など、有象無象の人がそれぞれの目的を持ってここにいる。空港でこういう光景を見ると、「ああ、人の数だけ人生があるのだな」と思っわずにはいられない。

 さて、予定より大幅に早く来たせいか搭乗手続きもスムーズに進んだため、よりヒマを持て余す時間が増えてしまった。とりあえずは最後の晩餐として腹ごしらえをするとしよう。
 ここはやはりメキシコの国民食であるタコスでシメるのが真っ当だろう。構内にタコスショップを発見したので、そこで売っていたチョリソ(辛口ソーセージの中身)を食んでみる。

メキシコ最後の晩餐(クリックで大きくなります)
最後の晩餐となったTacos de Chorizo(=タコス・デ・チョリソ<辛口ソーセージの中身>)。ここぞとばかりに玉ねぎのみじん切り、トマトのみじん切り、ライム汁、チリソースをたっぷりかける。今思えばかける前に撮れば良かった。



 その後も適当に時間をつぶしていたら時間になったので搭乗ゲートへ向かう。

 とりあえずメキシコはもう最後だが、このまま日本に直行するわけではない。
 実は日本に帰る前に、経由地であるサンフランシスコで2泊するのだ。言ってみればオマケの旅行である。

 しかし、サンフランシスコにあたってはいくつか問題がある。

 まず、そこには誰も知り合いが住んでいないこと
 いくら観光地とはいえ、まったく土地勘がない大都市を誰にも頼れることなく一人で行動するというのはそれなりの覚悟は必要だ。


 そして、実はあまりサンフランシスコのことを知らないことだ。
 そもそもは購入した航空券は「経由地で数泊しても即日乗換でも値段は一緒」というだけで2泊くらいしてみようと思ったのだが、よくよく考えるとゴールデンゲートブリッジとかアルカトラズ刑務所とかがあるらしいということや、アメリカの人気アニメ『SOUTH PARK』によると、ハイブリッドカーに乗ることがエコだと思っているエセエコロジストが住んでいる場所、そしてクエルナバカでお世話になった友人のマヌエル曰く「ゲイしか住んでいない街」という知識しかない。

(『Southpark』の出典に関しては、英語がわかる方ならコチラを参照)

 さらに致命的なのは、大して英語が話せない上に英語の辞書を持ってきていないことだ。
 全く分からないというわけではないが、高校以来まともに勉強した記憶がないので語学力は心もとない。とはいえ、サンフランシスコにもラテン系移民は多いというし、有名な観光地ゆえに日本人に出くわす機会もメキシコに比べれば圧倒的に多いだろう。なのでそれに賭けるか、時と次第によっては場面で乗り切るしかない。

 まあそれでも行ったら行ったで何かしらあるだろうし、逆に言えばこういう時でないと一生行かないような場所だから、できる限りはっちゃけようではないか。


 そして4時間後に飛行機はサンフランシスコ国際空港に着陸。時差もあって現地の時間は確か朝の9時である。

 そういえば乗った飛行機は小型機な上にけっこう空席が目立っていたので、入国審査の列はガラガラだった。
 手招きでぼくを呼んだ入国管理官は、明らかに中国系。さすがアメリカで最大規模のチャイナタウンがある都市だ。ここはチャッチャと終わってほしいところだ。

 パスポートを見せたり指紋を登録したり写真を撮られたりした後に入国目的とか滞在期間を聞いてくるのは当たり前だが、なぜかこの入国審査官の質問はそれだけにとどまらない。メキシコから来たことがわかると、メキシコの滞在期間はもちろんのこと、向こうでの過ごし方とかスペイン語の習得具合など、余計なお世話としかいえない質問を根掘り葉掘り聞いてくる。しかしよくよく考えてみると、メキシコ人の不法入国が社会問題となっているアメリカでは仕方のないことなのだろう。

 そしてやりとりは佳境に入った。
 入:「で、Youの仕事は?」
 ぼく:「(厳密には違うけど面倒だから)Employeeですが」

 こう答えたら管理官の顔色が変わった。

 入:「そういうことを聞いてんじゃねえ。そんなこと言ったら俺もEmployeeになっちまうだろ?」

 ぼく:「…はあ」
 入:「kind of businessを聞いてんの!」

 メンドクセーと思いつつ、
 「……じゃあデザインの仕事ということで」

 と答えるとヤツは目を輝かせて、

 入:「Youはデザイナーか? 何のデザインやってるんだ?」
 ぼく:「(厳密には違うけど面倒だから)グラフィックかな」
 入:「Really? じゃあもういいぞ。Have a nice trip」

 とりあえず入国審査は無事完了したが、何故デザインが決定打になったのだろうか

 ちなみに上記のやり取りはすべて英語だったのだが、どうやらぼくの語学力でも何とかなりそうだな。半分くらいは聞き流してたけど。


 荷物をピックアップしたら、一服がてら外に出る。
 いやー、それにしてもSFは日差しが強い
 メキシコも日差しは強かったが、それとは違う種類のUVが肌を刺激する。それでいて空気はかなり乾燥しているから、陽気はかなりカラッとしているではないか。

 さて、まずはここからホテルに向かわなければならないのだが、さすがに土地勘も語学も心もとないSFで行き当たりばったりの宿探しはできるはずはないので、出発前にユニオンスクエアとかいうダウンタウンのホテルを予約済みである。
 で、空港からはいくつかの交通手段があるようだが、どうやら「シャトル」という乗合タクシーはドア・トゥ・ドアでホテルまで送ってくれるらしく、値段も20ドル以下なので今回はシャトルを利用するとしよう。


 とりあえず案内所に相談し、何とかシャトル乗り場らしき場所を発見。
 ウロウロしているとまた中国系らしき小柄なおっさんに呼び止められた。どうやらこの人がシャトルの運転手のようだ。早速ホテルの住所を見せると、「OK, Come on」ということになったので、荷物をトランクに入れてすぐに乗るよう促された。

 とりあえず後部座席に座ったが、シャトルの場合は定員数分の乗客が集まるまでは出発しないのでドライバーはまだ他の客を待っている。しかしなかなか客が来る気配はなく、しばし車内には沈黙が漂った。
 この空気に業を煮やしたのか、彼は英語でぼくに話しかけてきた。

 運:「You はジャパニーズか?」
 ぼく:「……そうだけど」
 運:「そうか、実は俺もジャパニーズだ」
 ぼく:「……ふーん、そうなんだ」
 運:「……」
 ぼく:「……」
 運:「ハッハッハ、冗談だよ。 俺はチャイニーズだ」


 そんなの最初っからわかってんだよ!
 そのメガネ・出っ歯・のっぺりフェイスの3連コンボはどう見てもTHE・チャイニーズだろうが?
 ついでだから教えてやるけどな、日本人は海外で日本人に話しかけるときはほぼ100%の確率で「日本の方ですか?」って言うのが暗黙のルールなんだよ!

 そんなブルシットなジョークでかなり機嫌が悪くなったものの、今なお他の乗客は来そうにない。その後もしばらく待っていたが、ドライバーはここでこれ以上待ってても仕方がないと判断したのか、ぼくを乗せたまま国内線の方のシャトル乗り場へ移動した。結果的にこの判断は正しく、乗り場に着いて10分もしないうちにネイティブの乗客が次々とやってきた。さすがはベテランだ。

 車内も満員になってきたのでもう出発してもよさそうなものだが、ドライバーはさっきから携帯で仕事仲間と大声で連絡を取り合っている。しかも英語が大して分からないぼくでもわかるほど強い中国訛りなものだから、乗っている他の客もちょっと失笑している。
 まあそれは別にいいのだが、彼と顔つきが近いからと言って全員でぼくの顔を覗きこむのはやめていだけないだろうか。アンタ方には区別がつかないかもしれないだろうが、ぼくはヤツの同胞ではないし同類ではないのだよ。


 そしてシャトルは空港を出発。しばらく走るとハイウェイに入っていった。
 ここでぼくはのどが渇いたので手持ちの水でも飲もうかと思ったが、何らかのアクシデントで隣のオバサンに水をこぼそうものなら、後に訴訟で5000万ドルくらいブンどられかねないのでやめた。こういう心配が頭をよぎるのもアメリカならではだろう。

 さらにしばらく走ると、シャトルはハイウェイを降りて市街地に向かった。
 このあたりになると人口密度もかなり高まり、高層ビルや高級ホテル、有名なアパレルショップなどが待ちいったいに軒を連ねている。恐らくユニオンスクエアももうすぐだろう。

 そう思っていたらシャトルはどうやらユニオンスクエアに入り、その一角の道路脇で停まった。
 するとドライバーは「You」とぼくを指差した。どうやらホテルに着いたようだ。トランクから荷物を降ろしてからお金を払うとシャトルは颯爽と走り出し、あっという間に視界から消えた。

 ともあれ遂にサンフランシスコに着いたわけだが、一つだけ気にかかることがある。


 ……さて、予約したホテルはどこでしょう?


 この町並み、この雑沓、この通行人の数は確かに『地球の歩き方・サンフランシスコ編』で見たユニオンスクエアだ。しかし、周囲を見渡しても予約したホテルの看板が見当たらないではないか。


 仕方がないのですぐ近くにあったホテルのフロントに道を聞いてみる。

 「エクスキューズミー、アイムルッキンフォー○○ホテル」
 「ああ、そのホテルはもう1ブロック先だね」
 「サンキュー、サー」


 フロントの言うとおり1ブロック先まで歩いてみたら、本当にホテルの看板が見えた。



 ……あの、クソチャイニーズドライバーが!
 中途半端な場所で降ろしてんじゃねーよ!



 サンフランスシスコもメキシコ同様、のっけからケチがついてしまったが、これからどうなることやら。




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Author:800ランプ
ルチャリブレがきっかけでメキシコに興味を持つ。
20世紀末、突然そのことを思い出しメキシコへ。民間の語学学校で言葉を学びつつ、運の良さも手伝って浮世を忘れるほどの生活を満喫。
以降も帰国してはお金を貯めては渡墨し、また帰国してお金を貯めては渡墨ということを繰り返していたら、社会のレールから脱落したので日本に落ち着く。
しかし先日、わけあって現実逃避もかねてまた渡墨。今回の日記はそのときのもの。

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