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San Miguel de Allende(サン・ミゲル・デ・アジェンデ)-フィエスタに行ってみたヤア!ヤア!ヤア!

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<前回のあらすじ>
ユースホステルの別の宿泊客・通称マナブ君に声をかけられた(名前の由来はコチラの後半を参照)
てっきりタバコをせびられるのかと思ったら、何でも今夜近くの別のユースホステルでFiesta(=フィエスタ・パーティ又は飲み会)が行なわれるのだという。
 


 あくまで私見だが、ユースホステルを利用する客のタイプは、大きく分けて2つある。

 一つは、経費削減を優先するタイプ。
 基本的にユースホステルは相部屋が前提なので、宿泊料が安い。それに、どこのホステルも共用キッチンが完備されているので、近所の市場やスーパーで食材を買えば自炊もできる。つまり、宿泊費だけでなく食費も節約できるというメリットがある。

 そしてもう一つは、新しい出会いを求めるタイプだ。
 ホステルはキッチンに限らず共用スペースが多いので、客同士が顔を合わせる機会が一般のホテルより圧倒的に多い。
 しかもタイプ1のように、ホステルを利用する客層の大半はお金のない若者とか世界を放浪するバックパッカーなので客同士の共通点が多く、打ち解けやすいという面もある。それこそ旅の情報交換などは容易にできるだろうし、人によっては意気投合して同行するケースもあるだろう。
 その上、利用客の国籍も実に多彩だ。少なくともこの時点で日本人、メキシコ人、アメリカ人、イタリア人が同じ屋根の下にいるわけだから、見聞を広めるという点では絶好の場でもある。

 マナブ君は「色々な人と出会えるチャンスだぜ!」みたいなことを言っていたので、きっと彼はタイプ2の方なのだろう。ぼくは100%「タイプ1」に所属するケースなので、はっきり言ってしまえばあまり触手は伸びない。

 とりあえず「考えておく」日本人ならではのあいまいな返事でお茶を濁したものの、さて、どうしたものか。


 それに、過去にも似たようなイベントに参加したことがあるので、大まかな内容は想像できる。

 最初は自己紹介を兼ねてビールとかワインで親睦を深め、互いの出身地のことやメキシコのことを語り合ったりするだろう。
 それに、ユースホステルの主な客層は欧米人であることが予想される。相応にして彼らは騒ぐこととお酒を飲むことが好きなので、時間が経てばおのずと会場は乱痴気騒ぎになるだろう。

 更に、この手のイベントに音楽は欠かせないので、終始ノリのいいラテン音楽あたりを大音量でガンガンかかっていることだろう。最初のうちは音楽に耳を傾けながら歓談に花を咲かせるが、宴もたけなわになると誰かが音楽に合わせてダンスを踊り出し、連鎖反応的に踊る人も増え、気がつけばちょっとしたダンスパーティに早変わることも考えられる。

 そして夜の1時とか2時くらいでお開きになり、

 「こうして一つの場所に色々な国から色々な人が集まって語り合うなんて、出会いって本当にステキだね。人生は一期一会だね」

 とかいうしゃらくせえ感想で終わるに決まってるのだ。

 それに、ぼくは生まれながらにこんな性格なので、むしろ参加してはいけない気もする。
 なので、別に行かなくても良かったのだが、怖いもの見たさで“どれだけしゃらくさいか”を見てみたい気にもなったので、行ってみることにした。




 そして、夜。
 開催場所のユースホステルに入ると既にフィエスタが始まっていたようで、早くも賑やかな声が聞こえてくる。客層は予想通り欧米人が大半を占めているようで、フランス語や英語が行き交っている。

 案内された広場にはテーブルとイスが並べられていて、宿泊者が作ったらしい料理や山盛りのチーズ、スナック菓子が大皿に盛られ、それらの隙間にワイン・ビール・ウィスキーが所狭しに置かれていた。

 適当な席に座ると、右隣に若干年上と思われる男性が座っていた。聞いてみると彼はここの従業員で、SMAに来る前に経由したQueretaro(=ケレタロ)出身だという。
 この時点ではケレタロは後の旅行先の候補に入っていたので色々情報を聞いてみたのだが、どうもこいつはぼくなんかよりも向かいに座っている女性が気になっているようで、かなり上の空だ。案の定、彼は沈黙の一瞬の隙を突いて彼女に話しかけたため、当分はぼくに発言権はなさそうだ

 ふと左隣を見たら、学生らしき白人女性が座っていた。聞いてみると彼女はフランス人でトゥールーズから来たという。
 とはいえ、トゥールーズに関しての知識は皆無な上に、ぼくが日本人だといっても彼女はノーリアクションだったので、話が一向に膨らまない。というか、彼女はあからさまにぼくには興味がないようだし、もっと言えばぼくもフランス人には何ら興味がないので、膨らむはずがない。何か、あまり思い出したくない学生時代の合コンの一幕を髣髴とさせる展開だ。

 そうこうしていたら、どうやらフランス語もそこそこしゃべれるらしいマナブ君がわざわざフランス語で口を挟みに来た。右隣のケレタロ君はさっきよりも本格的に女性と談笑しているので、早速自分の居場所がなくなった

 所在無げにポテチをつまんでいたら、誰かがラジカセを持ち出して大音量で音楽をかけ始めた。
 どうやらメキシコでは有名な曲のようで、最初のうちはラテン音楽通の誰かが、「これは有名なサルサだ」とか「これはマカレナだな」といちいち解説して皆で聞き入っていたのだが、3曲目くらいになるとウズウズしたのか、マナブ君が席を立ち、

 「皆で踊ろうぜ!」

 と言い出して広場のスペースで得意げに踊りだした。
 すると彼は前述のフランス女の手をとって、

 「キミも踊るかい?」

 と、誘い出した。
 フランス女もまんざらではなさそうで、

 「あんまり自信ないけど、うまく踊れるかしら?」

 みたいな顔で席を立ち、リズムに合わせて軽快なステップで踊りだした。
 
 そしてそれに呼応して別の何人かが立ちあがり、思いのままに踊りだした……。



 ……イヤーーーー! 思ってた以上にしゃらくせーーーー!!!




 さすがにこれ以上この場にいるのはリアルに耐え切れなくなったので、ぼくはもう帰ることにした。夜の9時始まりで夜の9時45分に帰るのはかなり早いかもしれないだが、仕方のないことだ。
 むしろ、わざわざ参加者に帰る旨を伝えたどころか、

 「悪いけど明日の準備があるから」

 と、とってつけたような理由も入れているだけましな方だ。10年前だったら絶対に黙ってそのまま帰っていたのだから。

 逃げるように通常のホステルに戻ったが、明日の準備といっても今日着た服をバッグに入れて、風呂上がりに着る衣類を出すだけなので、しばらく中庭のロビーでプロレス中継を見てから寝た。

 こんな日々を過ごしたSMAも、明日でお別れである。




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テーマ : メキシコ
ジャンル : 旅行

tag : メキシコ旅行記 サン・ミゲル・デ・アジェンデ San_Miguel_de_Allende フィエスタ

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800ランプ

Author:800ランプ
ルチャリブレがきっかけでメキシコに興味を持つ。
20世紀末、突然そのことを思い出しメキシコへ。民間の語学学校で言葉を学びつつ、運の良さも手伝って浮世を忘れるほどの生活を満喫。
以降も帰国してはお金を貯めては渡墨し、また帰国してお金を貯めては渡墨ということを繰り返していたら、社会のレールから脱落したので日本に落ち着く。
しかし先日、わけあって現実逃避もかねてまた渡墨。今回の日記はそのときのもの。

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