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2014 サッカーワールドカップブラジル大会のメキシコ代表




 上の2つは、2014年に行われるサッカー・ワールドカップの北中米カリブ海予選におけるメキシコ代表の苦戦ぶりを書いた。

 といっても書いたのは大陸間プレーオフ進出決定までで、それから現在までの流れはこんな感じである。


 上の記事のようにメキシコ代表は最終予選で何とか4位に食い込み、本戦出場を賭けてオセアニアのニュージーランド代表との対戦が決まったわけだが、最終予選終了後に直近の2試合を指揮したヴセティッチ監督が更迭された
 そもそも、最終予選の最終節にコスタリカ代表に負けながらもプレーオフに進出できたのは、同じく4位を争っていたパナマ代表が最後の最後でアメリカ代表に負けて脱落したからであって監督の手腕ではないということだったのだろう。
 近年まれに見る代表の緊急事態ということで、言ってみれば火中の栗を拾うために、あるいは前任者の尻ぬぐいのためにせっかくそれまで率いていたクラブチーム監督の座を降りてまで代表監督を引き受けたというのに、いくら結果が芳しくなかったとはいえたったの2試合でクビになってしまうのも気の毒だが、いくら楽観的なメキシコ人とはいえど結果オーライというわけにはいかなかったのだろう。

 で、プレーオフに向けて新たに就任したのはミゲル・エレーラ(Miguel Ernesto Herrera Aguirre)というメキシコ人指導者で、国内最大手のクラブチーム・クルブ・アメリカ(Club America)を監督としてリアルタイムで指揮していた。
 元代表選手だったのだが引退後は国内で複数のクラブチームの監督を務めていた経験と、当のクルブ・アメリカでは直近で行われていた国内リーグ(LIGA MX)でステージチャンピオンに導いた功績も買われたのだろう。
 しかしながら、その時点では国内リーグの新シーズンが始まったばかりということもあってか、当面はクラブチームと代表との兼任という条件で就任したようだ。前任と同じ轍を踏みたくないという考えもあったかもしれない。


 そして約1ヶ月後に控えたプレーオフは、いわゆる海外組の選手は呼ばずに国内でプレーしている選手から選ぶことを表明していたのだが、23人中10人がクルブ・アメリカ所属というけっこう偏った人選となった(※出典はこちら。ただしスペイン語)
 これは決してえこひいきとか私情とかではなく、プレーオフまでに新たな戦術を作ったり新戦力を見極める時間が無いことを考えれば、能力を加味しつつ自分の戦術を熟知している選手を多く選ぶことで、そういうことに時間をかけなくてもすむということだろう。他のクラブのサポーターや関係者からすれば一言もの申したいだろうが、選択肢としては非常に現実的である。


 そんなこんなでプレーオフに挑んだわけだが、ホームで行われた第一戦はいきなり5-1で快勝した。
 監督の目論見が見事に当たったことになるが、それ以前にニュージーランドがあまりにも弱すぎたという面もある。
 前回の南アフリカ大会ではグループリーグ突破はならなかったものの、3戦全敗という下馬評を覆して無敗の3引き分けという番狂わせを演じて大会を盛り上げたが、ニュージーランドにとってはその再現がいきなり難しくなった格好になる。

 これでアウェーの第2戦は、アウェーゴールが関係していることもあって最低でも0-4、もしくは5点差以上で負けなければ本大会の出場は決まりなので既に決まったようなものだが、終わってみればまたメキシコが4-2で快勝した。

 結果、2試合の合計スコアは9-3という大差で、メキシコはようやくブラジル行きの切符を手に入れた。
 というか、最初から最後まで苦戦を強いられたあの大陸予選は何だったのかと思わずにはいられないほどの横綱相撲っぷりである。


 結局のところ、大陸最終予選ではプレーオフまでの12試合で監督が3人も替わるという異常事態はあったものの(※そのうちの1人は最初から1試合限定の指揮と決まっていたが)、兎にも角にも最低限の結果を得たことになる。
 そして、2013年の12月にエレーラ監督はクルブ・アメリカの監督を正式に勇退し、代表監督に専念することになった。


 同じ頃、本大会の組み合わせが決定した。
 メキシコはグループAに入り、開催国のブラジル、クロアチア、カメルーンと決勝トーナメント進出を賭けて戦うこととなる。

 更に時は流れ、2014年5月に本大会出場メンバー23人が決定した。さすがに今回ばかりはクルブ・アメリカから大量に選ぶことは無かったが、それでもDFを中心に4人が選ばれた他、海外組も7人選ばれている(※出典はこちら)



 さて、ここまでが長い前置きでここから本題なのだが、正直なところぼくも23人全員の素性を把握しているわけではないので、先日サッカー好きの現地の某知人に注目の選手を聞いてみた。
 すると、既に世界的な知名度の高い選手も含めて何人か教えてくれたので、彼らの動画をアップしてみる。


Chicharito Javier_Hernandez mexico Futbolista Manchester_Unitedハビエル・“チチャリート”・エルナンデス
(Javier "CHICHARITO" HERNANDEZ)
マンチェスター・ユナイテッド所属のFWで、現在メキシコで最も注目されている選手。俊足のドリブルと驚異の得点感覚を持っている他、小柄な割には空中戦もめっぽう強いという天性のストライカー。チームメイトの香川真司と仲が良いことでもおなじみ。1988年6月1日生まれ。

 因みに“チチャリート”とはニックネームで、直訳すると「小さいエンドウ豆」という意味である。
 元サッカー選手だった父親の瞳が緑色だったことから“チチャーロ(CHICHARO=エンドウ豆)”の愛称で親しまれており、その息子ということでスペイン語の縮小辞である“-ito”が語尾にくっついている。ブラジル人の名前でありがちな「○○○“ーニョ”」のようなものである。

 ところで、前々からチチャリートを見る度に誰かに似ていると思っていたのだが、よくよく考えたらスッピンのビリージョー・アームストロング(Billie Joe Armstrong)だった。

Billie_Joe_Armstrong Green_Dayアメリカのロックバンド・グリーンデイのボーカル兼ギター。1994年に3rdアルバム『ドゥーキー(DOOKEE)』でメジャーデビューして以来ヒット 曲を連発し、パンク史において重要な存在となる。2004年に発表したコンセプトアルバム『アメリカン・イディオット(AMERICAN IDIOT)』は空前の大ヒットを記録し、以降世界的地位を不動のものとする。文句なしの天才だが、セレブリティに対して無闇に毒を吐いたり薬物治療施設に入院したりバイキュリアスをカミングアウトをしたりと、慢性的に情緒が安定していないのが悩みどころ。

Giovani_Dos-Santos Mexico futbolista Villarrealジョバニ・アレックス・ドス・サントス・ラミレス
(Giovani Alex Dos Santos Ramírez)
持ち味はドリブルと精度の高いキック。足技にも長けており、テクニカルな足裁きで相手を翻弄する技巧派。13歳でFCバルセロナの下部組織に入団し、2006年にトップチーム入りしたがレギュラーの座をつかめず色々なチームを転々とした結果、現在所属のビジャレアルでは中心選手としてチームを牽引している。1989年5月11日生まれ。

 チチャリートと同じくドス・サントスも二世選手で、彼の父はメキシコで永く活躍したブラジル人選手である。
 しかも彼は長期間スペインに滞在しているためにスペインの市民権も得ているので、メキシコ・ブラジル・スペインの三重国籍者である。

Oribe_Peralta_Morones Futbolista Mexico Santos_Lagunaオリベ・ペラルタ・モロネス(Oribe Peralta Morones)
メキシコ北東部のクラブチーム・サントス・ラグーナ所属のFWで、チームの絶対的な得点源。ロンドンオリンピックではオーバーエイジ枠で出場し、決勝を含め4ゴールを決めて金メダルに貢献。先の大陸間プレーオフでは2試合で5ゴールを決めるなど、大舞台でも確実に結果を残している。決して若くはないが、今が最も脂の乗っている時期と言える。W杯終了後にクルブ・アメリカへの移籍が決定しているとか。1984年1月12日生まれ。


Raul_Jimenez Club_America Futbolista Mexicoラウル・アロンソ・ヒメネス・ロドリゲス
(Raúl Alonso Jiménez Rodríguez)
次世代のメキシコ代表を担うであろう若きFW。188cmと長身ながら俊足で足元に技術も優れており、ゴールへの嗅覚も敏感。U-23世代の大会である2012年のトゥーロン国際大会及びロンドンオリンピックの優勝メンバーの一人。先の北中米最終予選とプレーオフでも4ゴールを決めた。クルブ・アメリカ所属。1991年5月5日生まれ。


 余談だが、上述の知人は日本代表の選手を何人か知っていた。
 チチャリートの同僚ということもあって香川信司は当然知っていて、他に遠藤保仁「良い選手だ」とベタ褒めしていたのでメキシコ人の割には相当詳しいと思ったら、肝心の本田圭祐を知らなかった。これがメキシコにおける日本代表の標準的知識かどうかはわからない。


 さて、肝心の本戦だが下馬評ではブラジル代表の1位突破は確実なので、実質カメルーンとクロアチアを交えて2位争いをすることになるだろう。カメルーン、クロアチア共にこれを書いている時点ではまだ正式に出場メンバーは決まっていないが。

 FIFAランク的にはカメルーンの順位はこの中では最も下だが、峠は過ぎたものの代表の絶対的存在であるFWのサミュエル・エトー(チェルシー)や、今や世界最高峰のボランチの一人として名高いアレキサンドル・ソング(FCバルセロナ)の存在は驚異だろう。

 一方のクロアチアは、FIFAランク的にはメキシコとほぼ同等である。
 レアル・マドリードに移籍して早々にスタメンの座を手に入れた攻撃的MFルカ・モドリッチ、フィジカルが強く空中戦も足技もトップクラスの大型FW・マリオ・マンジュキッチ(バイエルン・ミュンヘン)、代表の中心的存在であるニコ・クラニチャルといったビッグネームを擁しているので、激戦区であることには変わりない。
 強いて言うなら、モドリッチは5月24日にチャンピオンズリーグの決勝を控えているのでワールドカップ本番までにコンディションを戻せるかが大きなポイントになるだろう。

 しかしながら、別の記事でも触れたがここ20年を振り返ればメキシコ代表は組み合わせに関係なく5回連続でベスト16に進出したチームである。したがって、今回もしれっと1次リーグを突破していると勝手に予想している


 そうなると決勝トーナメントの対戦相手はグループBの1位か2位チームと対戦することになるのだが、下馬評どおりにコトが進めばスペインがオランダということになる。スペインは前回大会王者オランダは前回大会準優勝チームであり、双方とも戦力だけで言えばベスト8以上は確実といわれている強豪である。


 仮に相手がスペインだとしたら、もしかしたら勝機はあるかもしれない。
 というのも、上述のチャンピオンズリーグ決勝は奇しくもレアル・マドリードVSアトレチコ・マドリードというダービーマッチということで、多くのスペイン代表選手が出場すことが考えられる。そのためコンディション次第では久々のベスト8進出も夢ではない。

 しかし残念なことに、ワールドカップでのメキシコ代表はヨーロッパの国相手に勝ったことがあまりなく、あまつさえこれまでにこれといった番狂わせを演じたこともないので、やっぱり今回もベスト16どまりだろうなとこれまた勝手に想像している昨今である。







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テーマ : メキシコ
ジャンル : 旅行

tag : ワールドカップ メキシコ代表 プレーオフ チチャリート グリーン・デイ メキシコのサッカー

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800ランプ

Author:800ランプ
ルチャリブレがきっかけでメキシコに興味を持つ。
20世紀末、突然そのことを思い出しメキシコへ。民間の語学学校で言葉を学びつつ、運の良さも手伝って浮世を忘れるほどの生活を満喫。
以降も帰国してはお金を貯めては渡墨し、また帰国してお金を貯めては渡墨ということを繰り返していたら、社会のレールから脱落したので日本に落ち着く。
しかし先日、わけあって現実逃避もかねてまた渡墨。今回の日記はそのときのもの。

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