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You are Getting Old-かなりネガティブなはなし

サウスパーク SOUTH_PARK You are Getting Old



 かなり個人的なことだが、昔から『SOUTH PARK』というアメリカのアニメが大好きである。


 念のため説明すると、これは1997年からアメリカのコメディセントラルというテレビ局で放送しているアニメシリーズで、かわいらしいキャラクターとは裏腹に内容は完全に大人向けで、徹底的なまでにブラックでシニカルでエクストリームなギャグというギャップが受けて放送開始あたりは社会現象を巻き起こすほどブームになり、今や世界中で放送されているグローバルなコンテンツである。

 そしてその勢いは決して一過性ではなく現在もなお健在で、相も変わらずアメリカのメディアやカルチャーにおいてかなりの影響力を維持している他、当該のWikipediaは日本語も含めて約60の言語で紹介されているほどの人気と知名度を誇っている。

 更には、この春2013年の秋からはアメリカ本国で第17シーズンが始まる予定である。何でもアメリカのテレビ番組は視聴率にかなりシビアらしく、たとえストーリーが途中であろうと上昇の見込みがないと判断すれば容赦なく打ち切りにするという考え方のようなので、17シーズンも続いているとなれば立派な長寿番組と言っていいだろう。
 因みに日本では、過去にWOWOWで日本語吹替として第1から第7シーズンまで放送されていたが、その後はAXNでWOWOW版を再放送をしていたと記憶している。最近になってMTV Japanで第8・9シーズンのオリジナル日本語吹替版が放送されているようだが、残念ながらそちらは見たことはない。



 まあ、上述のとおりどのエピソードも概ね過激な内容ではあるし、テーマも社会問題や政治問題などシビアなものも多いので何かと賛否両論があるが、個人的には“この世で最も面白いものの1つ”と思っているし、作者であるトレイ・パーカーマット・ストーンの発想や、業界の圧力やタブーを一切恐れない姿勢、批判したい内容や意見をきちんと筋道立てて主張しながらもきっちりコメディへと昇華できるストーリー展開なんかは本当に凄いことだとも思っている。

 他には、大してというか殆ど英語はしゃべれないがリアルなスラングとか言い回しを聞けるところとか、元々作者の2人は別で音楽活動をしていたことや、トレイの方はあのバークリー音楽大学に在籍していた経歴を持つだけあってエピソード内のオリジナル挿入歌のクオリティが非常に高いこととか、かなり誇張はされているだろうが日常レベルのアメリカ人の価値観を垣間見えるところも好きな理由でもある。


 まあ、だからといって彼らのすること全てを盲目的に受け入れるつもりはないし、もっと言えば一連の内容を全て肯定することが正しいとも思っていないが、個人的には一回でも多く放送を続けて欲しいと願っている。



 そんな『SOUTH PARK』の作品の中に、『You are Getting Old』というエピソードがある。かなりネタバレになってしまうが、メインテーマは“成長による価値観の変化”となっている。

 主人公の小学生・スタンは誕生日を迎えてからというもの、今まで面白いと思っていた物事の全てがクソにしか思えなくなってしまい、確実に何かが変わっている自分に対しての戸惑いや葛藤に悩まされる。そのせいで性格も皮肉っぽくなり、何かにつけて文句や難癖をつけてしまう態度に友人たちからも敬遠され、孤立してしまう。
 そして彼の両親も同じ頃、「実は今まで幸せじゃなかった」と互いに本音を打ち明けたことで離婚を決意。スタンは母親に引き取られ、新しい住居で父親と離れて暮らすという家庭環境の変化も同時進行で描かれている。


 あくまで噂でしかないのだが、このエピソードが放送された頃はテレビ局との契約期間がちょうど終わる頃で、今までだったら延長するのが常だったものの作者自身が今後の『SOUTH PARK』の創作に意欲的でないとされていた。そのため、ファンの間では当該シーズンで本当に終わるのではないかという話も囁かれていた。

 尤も、終了の噂は今回に限らず以前にも何回かあったが、この頃のエピソードは明らかに過去のテイストとは異なり、見方によっては“ネタ切れ”ともとれるものが多かった。
 それに、今やトレイとマットは『SOUTH PARK』だけでなく映画ミュージカルの制作も手がけてどれも高評価を得ているばかりか、ミュージカルにいたってはエミー賞を総なめにしただけに、信憑性という点では以前よりも高いとされていた。

 そのためこのエピソードは、これからも今までどおり作品を作り続けるのか、はたまたここできっぱり終わりにして新たな道へ進むのかという作者自身の葛藤や心情をそのまま投影した内容とも言われていた。



 ……と、何故こんな前置きを長々と書いたかというと、喩え元がかなり大げさというか畏れ多い部分もあるが、現在の自分の心境がこの『You are Getting Old』に近しいからである。


 思い当たる大まかな原因は、今となってはこのブログで出てくる人間を含めてこれまでのメキシコの知人連中のほぼ全員と連絡しあう頻度が圧倒的に減っていることと、そのためか、ぼく自身がメキシコというか海外旅行全般に対して昔ほど食指が伸びなくなっているのだ。
 仮にぼくがメキシコに住んでいれば昔と変わらない間柄でいたかもしれないが、日本にいる限りはいつかこういう時が来るんだろうなとは前々から感じていたが、どうやら現在が“こういう時”だったようだ。


 とはいっても、完全に興味が失せているわけではない。
 できることなら生きているうちに色々な国へ行ってみたいし、またメキシコにも訪れたいという願望は少なからず常に持っている。
 しかしことメキシコに関しては、前から訪れてみたいと思っていた都市の大半へは何だかんだで訪れることができたという達成感と、知人連中との交流が減ったことでこれまでの渡航目的の一つであった“彼らに会いに行く”というモチベーションというか理由付けがかなり薄れてきているので、いずれ海外旅行をすることがあっても現時点ではメキシコが渡航先の第一候補ではないのは確かである。

 それに、今でも家にいる時はネットやストリーミング放送系のアプリを通じてメキシコのTV番組をBGV代わりにすることも多いし、同様にLIGA MX(メキシコのプロサッカーリーグ。詳細はこのページでの試合やルチャリブレ(メキシコのプロレス。詳細はこのページでなんかも可能な限りライブでチェックしては楽しんでいるし、このブログの留学記で書きたいことはまだあるし、留学記に限らずメキシコについて書くことは今後も続けたいと思っている。

 しかしながら現実的な問題として、年齢的にも社会的にも景気的にも今となっては衝動で長期間海外へ行くことはもはや不可能に近いということと、明確に行く予定もアテもない諸外国に対して思いを馳せているヒマがあったら、その時間を仕事や目の前のことに費やすべきという至極真っ当な思考に落ち着いているのも事実である。



 兎にも角にも、とりあえず知人連中と連絡が途絶えたことに関しては今に始まったことではなく予兆は前からあって、考えた限りでは要因は2つある。
 というか本当は4つあって、そのうちの1つは単純にここ最近のぼくの心境が全体的に捨て鉢気味であるということと、ぼく自身が人間のクズ野郎だからというのも思いついたが、あまりそういうことを自分から言うのも何だがアレなので、とりあえず2つ挙げてみる。



 まず1つは、前置きと同様友人連中も何だかんだで色々と変化しただろうということだ。

 少なくともぼくが初めて彼らと知り合った頃はみんな独身を謳歌していた若者だったが、今となってはその殆どが結婚して家庭を持つようになったり、仕事が忙しくなったり職場での立場が変わったりもしているので、自ずと優先順位が仕事や家族サービスに変わっているのは仕方のないことだ。
 当然ながら彼らにも新しい出会いや生活環境の変化はあるだろうし、それによって価値観や考え方が変わった者もいるだろう。日本以外の他の国や他のことに興味が移行したとか、日本そのものに興味が無くなった者とか、新たな趣味を見つけたとか。もちろん全員ではないが、大なり小なり昔ほどそういうことに時間を使うわけにはいかなくなったのは確かだろう。



 そして2つめは、ネット事情の変化である。

 基本的にぼくは彼らとコンタクトをとる際は、今さら古典的だとは認識しつつもMSNのメッセンジャーでチャットをするのがデフォルトだったのだが、Facebookの人気が出てきたあたりからほぼ全員がそっちに移行したこともあり、ここ最近ではメッセンジャー自体にアクセスする人口が減少傾向ではあった。


 そして先頃、遂にメッセンジャーのサービス停止とskypeとの統合が発表されたわけだが、それに伴って知人連中がすんなりskypeへ移行するとは思っていない。
 なぜなら彼らのほぼ全員は、skypeよりも身近で使い勝手が良いであろうFacebookを以前から恒常的に利用しているであろうことを考えると、ぼく以外の彼らのメッセンジャー仲間はFacebook上でもつながっているだろうから、メッセンジャーがなくなったからといってすぐさまskypeのアカウントを取得しなければならないというわけでもないだろう。実際にぼくも元々skypeのアカウントは持っていたのでとりあえずメッセンジャーのリストを移行して何度かログインしてみたが、今まで誰もオンラインでログインした形跡がないので今後も有効利用されることはないだろう。



 しかもここでかなりネックなのは、ぼくはもうFacebookを退会したのでFacebook上で彼らとコミュニケーションをとることができないということである。

 だったら退会しなければ良かったじゃないかという話になるし、もう一度アカウントを取得すればいいじゃないかということになるのだが、海外がどうだとかメキシコの知人連中がどうだとかいう以前に、ぼく自身の気質がSNSにまったく向いていないことがわかったので、結局やめた。

 とりあえず流行りモノということもあって手を出してみたが、そもそもぼくの場合は新しい出会いを求めるとか交流を深めるためというよりも、興味のあるミュージシャンとかスポーツチームの公式ページを登録することでそれらに関する情報が随時更新されるという利便性の方に重きを置いていた。
 しかしながら、結局のところぼくが登録していた興味のある対象のほぼ100%が洋楽のバンドとか海外のサッカーチームだったので、そこに更新される情報は全て英語もしくはスペイン語でしか書かれていないこともあって、情報収集という点でも決して有益ではなかったことも消極的になっていた理由の一つである。まあ当たり前と言えば当たり前の話で、発信する側には何も悪くないのは承知だが。



 そして肝心の交流についてだが、実際に触ってみても結局のところ、相手の国籍に関係なくネット経由で新しい知り合いを増やしたいとは思わなかった。

 これに関しては新しい出会いというものにまったく関心がないということではないのだが、例えば興味のある国の人間と知り合って意気投合したとしても、その人がその国に住んでいれば実際に会うことは難しいだろうし、知り合ったことでその国へ強烈に行きたくなるのも精神的にもよろしくなさそうという懸念が常に頭にあったということである。


 また、語弊があるかも知れないが、つながりのあった友だち連中は皆元気でやってると良いなとは常日頃から思ってはいるものの、だからといって彼らの詳細なプライベートや交友関係には一切興味がないので、彼らのつぶやきとかアップした画像に対していちいちコメントを書いたり「いいね!」ボタンを押すとか、誕生日にお祝いのメッセージを送るとか、彼らとつながっている見ず知らずの人のページにアクセスすることも皆無だった。きっと10年前にこれがあったらかなり積極的に活用していただろうが、このあたりも加齢によって価値観が変わったのだろう。


 そんなものだから、ぼく自身が近況やつぶやきとか最近撮った画像とかをアップしたことは一度もなかったし、経験上この手のコンテンツでは知られざる本音や考え方、賛同しがたい思想なんかが端々で垣間見えてしまうのも嫌だったので人のページは殆ど除かなかったし、退会前ともなるとログインも殆どしなくなった。
 結局のところ、最終的には全員のタイムラインは一切表示しないように設定したばかりか、ついでにぼくのページ自体も名前以外の要素は友だちでも一切見れないようにもした。

 要は、ブログだったら一方的に情報を発信して一定の自己満足と達成感を得て勝手にご満悦でいられるが、コミュニケーションだとかインタラクティブとかいう要素が重要視されるSNSとでは、共通点はハードがネットというだけでソフト自体はまったく異なるものということだろう。



 兎にも角にも、要はSNSというかFacebookの魅力や醍醐味を使いこなせない以上はアカウントを持つ意味がないのでいずれ退会しようとは思っていた。
 しかし実際に退会するとなると二の足を踏んでしまい、しばらくの間どうしたもんかと悩んではいた。

 つながっていたメンバーの中には仕事で知り合った人も含まれていたからというのもあったし、アカウントを消すことでメキシコの知人連中との交流が完全に途絶えてしまう危険性も考えられたので躊躇していたのだが、いつしか仮に途絶えてしまったらそれはそれで仕方ないと割り切れるようになった。

 ぼくとしては、こうして知り合ったからにはできる限り長く関係を維持したいとは思っているが、仮に退会を機に関係が終わるのであれば、彼らにとってぼくの存在や魅力なんてものはその程度でしかないというだけの話で、そうなると単純にぼく個人の問題でしかないという結論に至ったら、退会することに抵抗はなくなったわけだ。
 かなり受け身でネガティブな考え方であることは重々承知だが、とどのつまり、そう自覚したということもぼく自身の価値観や心境が変わったということでもあるだろう。



 因みに前置きの『SOUTH PARK』だが、『You are Getting Old』の半年後に放送されたエピソード・『Ass Burgers』では、相も変わらずスタンの目には全てがクソに見えて友人との関係も修復できないままでいたが、「前に進むためには時に大きく左折しなければならないこともあるけど、変化は新しいものをもたらすから受け入れる」と決意したことで、視界は今までどおりになる(※厳密に言うとそれだけではないが)

 しかしそんなスタンの決意(?)をよそに彼の両親があっさり復縁。
 話し合った結果、「子どもたちを思うと、これまでどおりコツコツ続けることがベスト」ということになって、結局は家族全員共々元の家に戻ることとなった。

 そしてそれに伴い友人との関係も修復。要は、色々あったけれど最終的には何もかもが元の鞘におさまり、今までどおりの生活が再開するというストーリーである。


 どうやら作者はコメディセントラルと契約延長に合意したようなので、このエピソードは今後も作品を創り続けることを選択したという作者の決意表明ともとれる内容だった。

【追記】英語版Wikipediaによると現在の契約は2016年までで、第20シーズンまで放送する予定だとか。出典はこのページとかこのページ(ただし両方とも英語)


 なので、もしかしたらぼくもまた価値観や考え方が変わり、また海外へのテンションが俄然高まったり衝動で旅行をしたりムダに情報収集をしたり、Facebookのアカウントを再取得することもありえなくはない。

 しかしそれが直近なのか相当先の話なのか、はたまた最後まで現在のままなのかは気分や場面次第だろうが、この一連の心境の変化は、成長したことによるものというよりも単にひねくれて捨て鉢になっているだけという可能性も否定しきれないので、実は自分でも本当にわからないでいる。








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テーマ : メキシコ
ジャンル : 旅行

tag : You_are_Getting_Old SOUTH_PARK Facebook サウスパーク LIGA_MX ルチャリブレ

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800ランプ

Author:800ランプ
ルチャリブレがきっかけでメキシコに興味を持つ。
20世紀末、突然そのことを思い出しメキシコへ。民間の語学学校で言葉を学びつつ、運の良さも手伝って浮世を忘れるほどの生活を満喫。
以降も帰国してはお金を貯めては渡墨し、また帰国してお金を貯めては渡墨ということを繰り返していたら、社会のレールから脱落したので日本に落ち着く。
しかし先日、わけあって現実逃避もかねてまた渡墨。今回の日記はそのときのもの。

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